エアライン — 2014年10月1日 12:39 JST

ANA、フィリピン航空と提携 コードシェアで乗継向上

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 全日本空輸(ANA/NH)とフィリピン航空(PAL/PR)は10月1日、コードシェアや乗り継ぎ地での手続きが不要になるスルーチェックインなどで合意したと発表した。26日から提携を開始する。

ANAと提携を開始するフィリピン航空=14年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 コードシェアはANAが運航する羽田-札幌、伊丹線など国内19路線で、PALが運航するマニラ-セブ、バコロドセンなどフィリピン国内10路線で実施する。コードシェアの実施で、日本-フィリピン間は両社合計で週74便に拡大する。

 両社の乗り継ぎ便はスルーチェックインが可能となり、乗り継ぎに必要な時間が短縮される。ANA便利用でマニラ乗り継ぎの場合、第3ターミナル(おもに国内線)で2時間、第2ターミナル(おもに国際線)で5時間必要だったものが、それぞれ90分、2時間に短縮。ターミナル間の移動は、PALが運行する構内バスを利用できるようになった。マニラではANA便は第3ターミナル、日本就航のPAL便は第2ターミナルを使用する。

 マイレージでも提携する。ANAマイレージクラブ(AMC)とPALのマイレージプログラム「マブハイ・マイル」相互で加算、利用できるようになる。

 PALは1941年設立。日本には5都市に就航している。羽田-マニラ線は週11往復、成田-マニラ、セブ線は各週14往復ずつ、関西、福岡、中部-マニラ線は各週7往復ずつ運航。航空連合には加盟していないが、7月からエティハド航空(ETD/EY)とのマイレージプログラムの提携を開始している。

 ANAは羽田と成田からマニラ線を就航、週7往復ずつ運航している。

関連リンク
全日本空輸
フィリピン航空

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