エアライン — 2014年8月4日 20:18 JST

ANA伊東会長、JALとの格差「依然ある」

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 全日本空輸(ANA/NH)の伊東信一郎会長は8月4日、日本航空(JAL/JL、9201)との格差について「依然としてある」との認識を示した。

JALとの格差は「依然大きい」と話すANAの伊東会長=8月4日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 伊東会長は、ANAを傘下に持つANAホールディングス(9202)に11枠、JALに5枠配分された羽田空港の国際線発着枠の増枠について「増やした提供座席数に匹敵する利用をいただいており、順調に来ている」と、国際線事業が順調に推移していると述べた。

 一方で、JALとの収支上の差については「依然として大きいものがある。まだまだ大きい」とし、「コスト構造改革に取り組んでおり、しっかりやっていくことが第一だ」と説明した。

 また、エアバスA380の契約解除問題でゆれるスカイマーク(SKY/BC、9204)については、「コメントを差し控える」と応じ、SKYが36枠持つ国内線発着枠については、「発着枠は有効に活用されるべきもの」と述べるにとどめた。

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