エアライン, ボーイング, 機体, 解説・コラム — 2014年7月28日 23:55 JST

シート外した機内は広大な空間 写真特集・JALスカイスイート777ができるまで(1)

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 6月14日午後10時19分、羽田にアーク塗装のボーイング777-300ER型機が降り立った。日本航空(JAL/JL、9201)が13機保有する777-300ERのうち、新仕様機「SKY SUITE 777(スカイスイート777)」への最終改修機となった機体(登録番号JA741J)だ。

シートがすべて外され広大な空間が広がる=6月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 すでに他の12機は鶴丸塗装に塗り替えられ、スカイスイート777として就航済み。初号機(JA731J)の改修は2012年10月から実施され、同年12月20日に報道関係者向けに公開後、2013年1月9日から最初の投入路線、成田-ロンドン線に就航した。初号機から約2年かけて13機を改修したことになる。

 6月14日に羽田に到着したJA741Jは、2009年9月15日にJALへ引き渡された、比較的新しい機体。改修作業が始まると、6月下旬には旧来のシートがすべて取り外された。記者が6月27日に格納庫を訪れた際には、再利用する数カ所のギャレー(厨房設備)などを除き、客室は何もない状態で作業が進む。天井など、普段の整備作業では見えない箇所にも手が入れられた。

 シートが取り付けられると、JA741Jの座席数はファースト8席、ビジネス49席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー147席の計244席となる。

 本写真特集では、スカイスイート777の最終改修機となったJA741Jが完成し、格納庫を出るまでの様子を写真で追った。

 第1回目の今回は、成田から羽田へのフェリー(回送)フライト到着時の様子と、旧シートを取り去った機内をまとめた。シートが設置された機内を見慣れていると、広大な空間は不思議な光景だった。

*新シートの取付作業編はこちら

成田から羽田に到着したJALのJA741J=6月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田に到着したJA741J=6月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

格納庫前の駐機場へ向かうJA741J=6月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

格納庫前の駐機場へ向かうJA741J=6月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

格納庫前の駐機場に到着したJA741J=6月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

改修作業中の機首=6月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

改修作業中のR1ドア付近=6月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire


これより先は会員の方のみご覧いただけます。

無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。
有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。

会員の方はログインしてご覧ください。
ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。

無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。

会員としてログイン
 ログイン状態を保存する  

* 会員には、無料個人会員および有料個人会員、有料法人会員の3種類ございます。
 これらの会員になるには、最初に無料会員としての登録が必要です。
 購読料はこちらをご覧ください。

* 有料会員と無料会員、非会員の違いは下記の通りです。
・有料会員:会員限定記事を含む全記事を閲覧可能
・無料会員:会員限定記事は月3本まで閲覧可能
・非会員:会員限定記事以外を閲覧可能

* 法人会員登録は、こちらからお問い合わせください。
* 法人の会員登録は有料のみです。

無料会員登録
* 利用規約 に同意する。
*必須項目新聞社や通信社のニュースサイトに掲載された航空業界に関する記事をピックアップした無料メールニュース。土日祝日を除き毎日配信しています。サンプルはこちら
登録内容が反映されるまでにお時間をいただくことがございます。あらかじめご了承ください。