エアライン, ボーイング, 解説・コラム — 2014年7月30日 23:15 JST

新シート244席を手作業で 写真特集・JALスカイスイート777ができるまで(2)

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 前回からのつづき。6月14日に成田から羽田に到着した、日本航空(JAL/JL、9201)のボーイング777-300ER型機。13機保有する同型機のうち、新仕様機「SKY SUITE 777(スカイスイート777)」への最終改修機となった機体(登録番号JA741J)だ。

シート下に潜り込んで作業する整備士=7月15日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

 羽田に到着後、2009年9月15日の引き渡し以来使用されてきたシートはすべて取り外され、機内はがらんとした状態になった。しかし、シートの取付作業が始まると様子は一変。多くの整備士が所狭しと作業する活気のある場所になった。

 シートの取付は機体後部のエコノミークラスから始まり、プレミアムエコノミー、ビジネス、ファーストと進んでいく。完成時の座席数はファースト8席、ビジネス49席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー147席の計244席。これらのシートを、整備士たちはすべて手作業で取り付けていく。地道な作業の連続だ。

 本写真特集では、スカイスイート777の最終改修機となったJA741Jが完成し、格納庫を出るまでの様子を写真で追った。

 第2回目の今回は、シート取付作業時の機内をまとめた。カメラが入った日は、プレミアムエコノミーまではほぼ作業が終わり、ビジネスとファーストを残すのみだった。シートの取付が終わり、作業が大詰めを迎えたプレミアムエコノミーのエリアでは、整備士が狭い場所に入り込み、黙々と作業を続けていた。

*次回は作業完了編です。

羽田で改修作業が続くJALのJA741J=7月15日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

ビニールカバーがかけられたJA741J=7月15日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

改修作業が続くJA741J=7月15日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

改修中の機内に入るJALの整備士=7月15日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

改修中のギャレー。ドアもスライドラフトがむき出しだ=7月15日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

機体後部ギャレー付近でも作業が続く=7月15日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

作業中のエコノミークラス=7月15日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire


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