エアライン, 企業 — 2014年6月14日 07:00 JST

楽天、日航と日本郵便提携のクールEMS活用 アジア向けにスイーツ販売

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 楽天(4755)は6月13日、日本航空(JAL、9201)と日本郵便が提供している国際スピード郵便(EMS)による小口の保冷配送サービス「クールEMS」を活用し、海外向けに日本のスイーツを販売すると発表した。

クールEMSの保冷容器を手にするJALの植木社長(左)と日本郵便の鍋倉社長(当時)=13年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 「楽天市場」内の海外向け日本食品コーナー「美食日本」で、香港と台湾、シンガポールの顧客に6月17日から販売を開始。注文の翌週以降、冷蔵・冷凍で配送する。配送料は小サイズで1キロの荷物を台湾まで届ける場合、冷蔵で4500円、冷凍で6000円。

 配送には、荷物の引き受けから配達まで72時間から80時間程度、0℃から10℃で冷蔵できる専用の保冷容器や保冷材を使用。冷凍便にはJALと日本郵便が共同開発した保冷材を使用し、マイナス15℃に保ったまま配送する。

 受付郵便局は、北海道の札幌中央郵便局や千歳郵便局、神奈川県の川崎港郵便局など全11カ所。一部の郵便局では冷凍便には対応していない。

 航空と物流の提携は、5月にANAカーゴとヤマト運輸とパートナーシップを強化。アジア富裕層の取り込みを図っている。

関連リンク
日本航空
日本郵便
楽天

日航と日本郵便、EMSで保冷配送 台湾とシンガポール向け試行(13年1月29日)
ANAカーゴ、ヤマトと連携強化 アジア富裕層取り込みへ(14年5月30日)

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