エアバス, エアライン, 機体 — 2014年4月13日 11:30 JST

エアバス、チベット航空に天津製シャークレット付きA319初号機納入

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 エアバスは現地時間4月11日、チベット航空(TBA)に燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」を装備したA319の同社向け初号機を、天津デリバリーセンター(ATDC)で引き渡したと発表した。天津の最終組立工場(FALC)で生産された165機目の機体となる。

チベット航空のシャークレット付きA319初号機(エアバス提供)

翼端のシャークレット(エアバス提供)

チベット航空のシャークレット付きA319初号機(エアバス提供)

 同機は座席数128席で、ビジネス8席、エコノミー120席。エンジンはCFMインターナショナル社製CFM56-5Bを搭載し、高度1万2000フィートと世界でもっとも標高が高い空港のひとつであるラサ空港を拠点に、深センや成都に就航する。

 高高度空港への運航に関する認証を取得しており、広域航法による計器進入方式のひとつで、より航法精度の高いGPSベースのRNP-AR進入方式と衛星通信を導入している。TBAはRNP-ARのパートナー企業として、エアバスの子会社「エアバス・プロスカイ」を選定した。

 天津のFALCは、独ハンブルクの単通路機の最終組立工場を基にしており、欧州と同じ基準で最終組立を行っているという。すでに中国とアジアの航空会社13社へ165機を引き渡している。

 TBAはA319を10機発注済みで、3月末時点で8機受領しており、今回の機体は9機目となる。

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