ウェザーニューズ(4825)は、ドローンや次世代エアモビリティ向けの「低高度気象データAPI」の提供を始めた。地表から上空4500メートルまでを対象に、高度10メートル単位、250メートルメッシュの気象予測や実況解析データを提供し、目視外飛行などで飛行ルート全体の気象把握や運航計画に活用できるようにする。

ドローン・次世代エアモビリティ向け「低高度気象データAPI」の提供を始めたウェザーニューズ(同社サイトから)
主力の「実況解析データ」は10分ごとに更新する。アメダスなどの観測データを独自技術で面補正し、ウェザーニューズによると、積乱雲に伴う突発的な局地風「ガストフロント」などの気象リスクも捕捉、可視化できるという。
「高解像度気象予測」は、15時間先まで10分単位で、風や気温、降水量、下層雲量、湿度、露点温度、視程距離、雲底高度を予測する。直近の運航計画で飛行する時間帯やルートを事前に検討する際に活用できる。
データは緯度と経度を指定し、API経由で取得する。事業者が開発、運用する運航管理システム(UTM)や機体の自律制御システムに組み込むことができ、飛行ルート上の突風や視界不良などの把握、回避ルートや退避の判断などへの活用を想定している。過去データを使い、新規ルートの開拓やドローンポート設置時の年間就航率を試算する用途も挙げている。
ドローンの運航は、操縦者が機体を直接確認する目視内飛行に加え、有人地帯でのドローンの目視外飛行「レベル4」や、1人のオペレーターが複数機を監視、制御する運用が進んでいる。ウェザーニューズは、現地の観測だけでなく飛行ルート全体の気象状況を把握し、事前に運航計画を立てるためのデータが必要になるとして、今回のAPIを開発した。
ウェザーニューズはこれまでにも、ドローン向けの上空気象情報や風予測などを提供してきた。今後は、ドローンポートなどに設置した気象IoTセンサー「ソラテナPro」の現地観測データを上空の解析・予測データに反映する仕組みを構築するほか、現在250メートルメッシュの予測を5メートルメッシュへ高解像度化する。
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低高度・上空気象データ
ウェザーニューズ
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