エアライン — 2026年7月30日 18:45 JST

JAL、スカイミュージアム刷新 空飛ぶクルマ“没入体験”常設、DC-8計器・マニュアルも展示

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 日本航空(JAL/JL、9201)は7月30日、羽田空港の敷地内にある見学施設「JAL SKY MUSEUM(JALスカイミュージアム)」に8月1日から設ける新コンテンツを報道関係者に公開した。大阪・関西万博で公開したイマーシブ(没入体験型)シアター「SoraCruise(そらクルーズ)」を、大きさを縮小して常設展示する。このほか、JALや航空業界の歩みを伝える「アーカイブズゾーン」の展示内容も刷新。日本の航空史が大きく動いた1960年代を特集し、当時のマニュアルや計器類、パンフレットなどの現物史料などを展示する。

JALスカイミュージアムに常設する新コンテンツ「SoraCruise」=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

—記事の概要—
座面から振動伝わる「そらクルーズ」
ビートルズ搭乗便の飛行計画書も
新設「モーニング枠」9月末まで

座面から振動伝わる「そらクルーズ」

 常設する「そらクルーズ」は、次世代モビリティや未来の空を体験できる没入型シアターで、「空飛ぶクルマ」と呼ばれるeVTOL(電動垂直離着陸機)への疑似搭乗などを提供。ソニーPCL(東京・港区)のイマーシブ技術を導入し、内部前面と左右側面、床面の4面に設置するスクリーンで表現する。4面に映像を投影し、離陸・着陸時には座面から振動が伝わる仕組みで、着座形式で最大9人体験できる。大阪を中心とした関西上空を飛行し、大阪関西万博の会場やサクラの名所の上空を巡り、瀬戸内海の架空の島に到着するストーリーで、上映時間は約3分半。

 スクリーンの大きさは幅4.9メートル、高さ2.6メートル、奥行5.4メートル。万博では幅7メートル、高さ4.7メートル、奥行8メートルで、60%程度のスケールに縮小した。万博での上映時間は約8-9分だったが、大きさと上映時間をコンパクトにすることで、より多くの来場客が体験できるようにした。

JALスカイミュージアムに常設する新コンテンツ「SoraCruise」=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALスカイミュージアムに常設する新コンテンツ「SoraCruise」=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALスカイミュージアムに常設する新コンテンツ「SoraCruise」=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALスカイミュージアムに常設する新コンテンツ「SoraCruise」で紹介するeVTOLの概要=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ビートルズ搭乗便の飛行計画書も

 「アーカイブズゾーン」の展示内容は、7月29日に刷新済み。JAL初のジェット旅客機ダグラス(現ボーイング)DC-8型機の計器類やマニュアルなど、社内から“発掘”した資料を展示する。

 見つかった資料には、ザ・ビートルズが来日時に搭乗した1966年6月27日のハンブルク発アンカレッジ行きの飛行計画書も含まれる。また、1967年3月に開設した世界一周路線のパンフレットや、開設と同時に着用を始めた客室乗務員4代目制服の帽子なども展示する。

 今回特集する1960年代は、DC-8の就航と海外渡航が自由化が重なり、日本の航空史が大きく動いた。展示は1年程度を予定するという。

JALスカイミュージアムの「アーカイブズゾーン」で展示するDC-8の模型(左)=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALスカイミュージアムの「アーカイブズゾーン」で展示するDC-8の計器類=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALスカイミュージアムの「アーカイブズゾーン」で展示するDC-8のマニュアル=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALスカイミュージアムの「アーカイブズゾーン」で展示するビートルズ搭乗便の飛行計画書=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALスカイミュージアムの「アーカイブズゾーン」で展示するジャルパックのパンフレット=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALスカイミュージアムの「アーカイブズゾーン」で展示する4代目制服の帽子と世界一周路線のパンフレット=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALスカイミュージアムの「アーカイブズゾーン」で展示するDC-8のプラモデル=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

新設「モーニング枠」9月末まで

 リニューアルに合わせ、8月1日からは午前8時30分開始の「モーニング枠」を新設。営業開始1時間前に格納庫のみを見学する時間枠で、土曜に新設する。午前9時30分までの1時間で、ミュージアムエリアは見学しない。料金は通常の見学コースと同じ1000円(税込み)で、定員は20人。JALによると、朝の涼しい時間帯にゆっくり見学でき、写真撮影などにおすすめの時間帯だという。

 モーニング枠は9月末までを予定する。JALによると予約は好調で、満員が続いているという。

 このほか、AI(人工知能)技術を活用し客室乗務員の歴代制服などを仮想試着できる実証実験「JAL VIRTUAL FIT」を、7月10日から8月31日まで展開。試着前の本人画像に制服を合わせ、着用を仮想的に再現するもので、腕を上げたときの服のシワや、裾の広がりなどに連動。試着者に合わせ、どの角度のどの動きに対しても着用イメージを再現できるという。

 また、オリジナルグッズなどを取り扱う売店もリニューアル済み。明るい雰囲気に変更し、取り扱うアイテム数を増やした。新アイテムとして、ケミカルリサイクルポロシャツやアイスネックリング、ツールボックスを発売。再生麻から作ったエプロンの発売も予定する。

JALスカイミュージアムで実証実験が進む制服の仮想着用「JAL VIRTUAL FIT」=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

制服の仮想着用「JAL VIRTUAL FIT」を体験するJALのスタッフ=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

制服の仮想着用「JAL VIRTUAL FIT」を体験するJALのスタッフ=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

制服の仮想着用「JAL VIRTUAL FIT」を体験するJALのスタッフ=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

リニューアルしたJALスカイミュージアムの売店=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALスカイミュージアムの売店で取り扱うポロシャツ=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALスカイミュージアムの売店で取り扱うツールボックス(左)とアイスネックリング=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALスカイミュージアムの売店で販売を予定するエプロン=26年7月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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