エアライン, 空港 — 2026年5月28日 16:50 JST

JAL、山形の空港車両にバイオディーゼル燃料 こめ油アップサイクル、東北大ら5者

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 日本航空(JAL/JL、9201)ら5者は5月28日、山形空港で運用するグランドハンドリング(グラハン)車両にバイオディーゼル燃料(BDF)を使用する実証実験を同日付で始めたと発表した。こめ油の製造工程で発生する副産物をBDFにアップサイクルし、一部のトーイングトラクター(TT車、貨物牽引車)で実証する。

こめ油由来のバイオ燃料を使用する山形空港のTT車とグラハンスタッフ(5者の資料から)

 実証にはJALと昭和産業(2004)、昭和産業グループのボーソー油脂(千葉・船橋市)、国立大学法人東北大学、東北大発スタートアップ企業のファイトケミカルプロダクツ(仙台市)の5者が参画。BDFはこめ油製造時に発生する非可食性油「こめ糠脂肪酸」を原料とし製造する。製造には東北大が開発したイオン交換樹脂を用いた反応分離技術「イオン交換樹脂法」を使用し、ファイト社が製造・量産化する。ボーソー油脂がこめ糠脂肪酸を提供し、昭和産業がBDFを山形空港へ供給する。

 検証は2027年5月末までの1年間。トーイングトラクター1台に使用し、実運用下での走行性能や車両への影響、BDFの供給体制を検証する。

 山形空港は、今回の実証のカギとなるイオン交換樹脂法を開発した東北大に近い。また盆地にあることから、季節ごとに大きな寒暖差が生まれやすく、各種気象条件による実証に最適だという。

 JALグループは廃食油を原料とするBDFを全国23空港で導入。各地域のパートナー企業と連携し、地域経済の循環を図っている。

山形空港でのバイオ燃料実証のフロー(5者の資料から)

実証実験開始記念し山形空港で写真撮影に応じるJAL東北支社の椎橋壽太郎支社長(左から3人目)ら関係者(5者の資料から)

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東北大学

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