エアバス, 機体, 需要, 需要予測 — 2026年7月13日 11:38 JST

エアバス、2045年までに新造機需要4.2万機 前年予想から1360機減=20年予測

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 エアバスは、2026年から2045年まで20年間の民間航空機市場予測「グローバル・マーケット・フォーカスト 2026-2045(GMF)」を発表した。旅客機と貨物機を合わせた新造機需要は4万2060機で、単通路(シングルアイル)機が81%、双通路(ワイドボディー)機が19%を占める。2025年発表の20年予測から1360機少ない。

—記事の概要—
・全世界で新造機4万2060機
・2045年の年間旅客数100億人

全世界で新造機4万2060機

45年までに4.2万機の新造機需要を見込むエアバス=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2045年まで継続して運航する「既存機」は3490機。経年機の機材更新は1万9820機で、市場の成長で新たに必要となる2万2240機と合わせ、20年間で4万2060機の新造機需要があると予測する。2045年の運航機材は4万5550機に達する見通し。

 新造機4万2060機のうち、最も多い単通路機は3万3920機(構成比81%、前回予想比330機減)、双通路機は8140機(同19%、1030機減)と予測。エアバスは、よりコスト効率が高く、CO2(二酸化炭素)排出量の削減に貢献する新型機への需要が続くとみている。

 世界の運航機材に占める最新世代機の割合は、2026年の約39%から、2045年にはほぼ100%に達すると予測。機材更新による新型機需要が、航空機の効率化を後押しするとしている。

 エアバスの受注残は約9000機。A220からA350までの全機種の生産計画を維持する基盤になるとしており、A320ファミリーは月産75機計画を含む。A320ファミリーの受注残の70%以上は、最大機種のA321neoと超長距離型A321XLRが占めている。

 高需要路線にはA330neo、最長距離路線にはA350が対応。次世代大型貨物機のA350Fについても、市場への迅速な投入が求められる貨物分野で、高い支持を得ているとした。

2045年の年間旅客数100億人

 旅客需要は、都市化とGDP(国内総生産)成長、中産階級の拡大がけん引する。2045年までに、飛行機を利用する可能性が高い中産階級は14億人増え、34%増となる見通し。今後20年間の世界のGDP成長率は2.6%、都市部の人口は13億人増を見込み、航空輸送量は年3.9%成長するとしている。

 世界の航空輸送量は2045年までに2倍以上に拡大し、年間旅客数は約100億人に達する見通し。アジア太平洋地域への経済シフトも需要変化の要因となり、インド、ベトナム、インドネシア、マレーシアなど新興国の成長により、国境を越えた人の移動や、親族・知人訪問を目的とした旅行が増えるとしている。

 航空ネットワークは、主要幹線だけでなく中小都市間へ広がると予測した。都市部の人口移動を背景に、中小都市は大都市より速いペースで増える見通し。航空機の効率向上により、従来は成立しにくかった都市間路線が経済的に運航できるようになるとしている。

 中小都市間の路線では、A220で効率的に運航できる例としてリガ-テネリフェ線やメルボルン-アリススプリングス線を挙げた。航続距離の向上で開拓できる路線としては、A321neoのリスボン-レシフェ線、A321XLRのダブリン-ナッシュビル線、A330neoのアルジェ-クアラルンプール線、A350の台北-フェニックス線を示している。

関連リンク
Airbus

エアバス、2044年までに新造機需要4.3万機 インド輸送量増=20年予測(25年6月16日)
ボーイング、2044年までに新造機需要4.3万機 双通路機が減少(25年6月16日)

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