エアライン, 空港 — 2014年3月30日 10:12 JST

ANA、ハノイ線開設 羽田の国際線17路線に

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 全日本空輸(ANA)は3月30日、夏ダイヤの新路線となる羽田-ハノイ線を開設した。機材はボーイング767-300ER型機(ビジネス35席、エコノミー179席の計214席)で、毎日1往復運航する。初便のハノイ行きNH857便(登録番号JA617A)は乗客208人を乗せて午前8時47分に羽田を出発した。

羽田を出発するハノイ行き初便を見送るANA社員ら=3月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

就航を祝して鏡割りをするANAの篠辺社長(左から2人目)ら=3月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAがベトナム第2の都市、ハノイへ就航するのは今回が初めて。ANAの篠辺修社長は「ハノイには昼ごろ到着するので、午後から時間を有効に使っていただける」とアピールした。

 夏ダイヤの羽田発着新路線は、ロンドン、パリ、ミュンヘン、バンクーバー、ジャカルタ、ハノイ、マニラの7路線。新路線開設により、ANAの羽田発着国際線は従来の10路線13便から17路線23便に拡大した。

 篠辺社長は羽田の新路線就航について、「羽田は国内線と有機的につなぐことが可能。地方空港から海外の空港に逃げていたお客様を羽田に吸い寄せられる。競争は激しくなるがチャンスもある。搭乗率は70%台後半を狙いたい」と意気込みを語った。

 羽田と成田の棲み分けについては、「上手くいっていると思う。路線網としては成田は羽田の5割増しなので、両方の良い点を生かしていくのが課題」とした。

 日本航空(JAL、9201)との格差是正については「この規模で大きく変わることはないと思う。いろいろな意味で格差を是正いただくようにお願いしたいが、ANAとしてはいただいた発着枠を有効活用して、たくさんのお客様に利用していただけるよう、工夫していきたい」と述べた。

 羽田-ハノイ線は、6月からは787-8に機材を変更する予定。

ANAのハノイ行き初便に搭乗する乗客=3月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ハノイ行き初便を見送るANAの客室乗務員と地上係員ら=3月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田を出発するANAのハノイ行き初便=3月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

運航スケジュール
羽田-ハノイ線(767-300ER、6月から787-8予定)
NH857 羽田(08:55)→ハノイ(12:05)
NH858 ハノイ(14:00)→羽田(21:05)

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