エアバスは現地時間12月30日、香港を拠点とするリース会社CALC(中国飛機租賃有限公司)がA320neoファミリーを30機追加発注したと発表した。確定発注で、2033年までに受領する見込み。

A320neoファミリーを追加発注したCALC(エアバス提供)
今回の契約には、A321neoなどA320ファミリーの他機種への変更権(コンバージョン権)が含まれている。この発注により、CALCのエアバス機の発注総数は282機となり、このうちA320neoファミリーは203機に達した。未納入の受注残は105機となる。
CALCのマイク・プーンCEO(最高経営責任者)は「今回の発注は、イノベーションと持続可能な航空に対する我々の共通のビジョンを反映したものだ」とコメント。エアバスのブノワ・ド・サン=テグジュペリEVP(エグゼクティブ・バイス・プレジデント)は「CALCの市場に対する深い理解と顧客の要望への洞察は、A320neoファミリーに対する確固たる支持の証だ」と述べた。
CALCは、2012年にエアバス機を初めて発注。2014年にはA320ファミリーを100機発注し、2017年にA320neoファミリーを65機、2020年にはA321neoを40機発注するなど機材数を拡大しており、これまでに約200機が顧客の航空会社へ引き渡されている。
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