スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は12月10日、運休が続いている国際線の定期便を2026年度中に再開すると発表した。2路線ある国際線のうち、北九州-台北(桃園)線を同年秋ごろをめどに再開させる。同社の国際線は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により運休しており、約6年半ぶりの再開となる。

国際線定期便を26年秋をめどに再開するスターフライヤー=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
再開後は週3日間程度、深夜早朝帯での運航を予定する。再開日や便数などは決定後に発表する。もう1路線の中部-台北線は運休を継続する見込み。
スターフライヤーは2012年7月12日に、初の国際線定期便として北九州-釜山線を開設したが、経営悪化に伴い2014年3月29日を最後に撤退。その後、2018年10月28日に北九州・中部-台北の2路線を開設し、4年7カ月ぶりに国際線へ再参入した。台北2路線は週7往復(1日1往復)ずつ運航していたが、コロナの流行により2020年3月11日から全便運休が続いている。
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