エアライン, ボーイング, 機体 — 2025年11月26日 15:58 JST

ANA、地域創生デザイン機12/8就航 EXPO2025 ANA JETが転生

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 全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループは11月26日、「地域創生 特別デザイン機」(ボーイング737-800型機、登録記号JA58AN)を12月8日に就航させると発表した。大阪・関西万博の特別塗装機「EXPO2025 ANA JET」だった機体で、初便は羽田発鳥取行きNH295便を予定している。

*初便の記事はこちら

ANA「地域創生 特別デザイン機」(同社提供)

 初便は羽田を午後1時35分に出発し、午後2時55分に鳥取へ到着予定。羽田空港ではお披露目式典を開き、機体の愛称も発表する。その後は路線を限定せずに全国各地へ運航する。

 EXPO2025 ANA JETだった同機は、万博のサブテーマ「Connecting Lives(いのちをつなぐ)」の理念を継承。地域活性化の取り組みとして運航していく。機体全体に47都道府県すべての県花が描かれ、全国の多様な魅力と活力が開花していく様子を表現したという。

 機体前方のドア付近には、ANAグループの地域創生ロゴを配した。ロゴの色には、海・空・自然・土地を表す意味が込められており、ANAグループが一体となって地域創生活動に取り組む姿勢を表現したとしている。

 機内では、特別デザインの紙コップ(プレミアムクラス・普通席)や、客室乗務員用のエプロンを用意する予定。デザインは、今年4月に実施された「能登復興支援チャーター」で、石川県立七尾特別支援学校と大阪府立すながわ高等支援学校の生徒が作成した作品を基にした。これらのサービスは、準備が整い次第、順次導入する見通し。

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