エアライン — 2025年11月3日 06:00 JST

JALとジェイエア、自社養成パイロットの業務体験 1月に合同開催

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 日本航空(JAL/JL、9201)とジェイエア(JAR/XM)は、自社養成パイロットの業務体験(旧インターンシップ)を2026年1月に合同開催する。職業体験を通じて、運航乗務職の業務内容や航空業界への理解を深めてもらう。開催形式は対面とオンラインのいずれかを選択できる。エントリーは11月30日まで。

自社養成パイロットの業務体験を開催するJALとジェイエア=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 業務体験では両社の業務紹介に加え、グループワークや現役パイロットとの交流を通じて、パイロットとしての使命感や安全に対する姿勢、チームワークの重要性を学ぶ。パイロットの仕事やエアマンシップの本質を知る機会を提供する内容とした。

 対象は、大学生は3年生以上、大学院生、高専専攻科の在籍者で、専攻や文理は問わない。短大と大学1-2年生は対象外となる。すでに今年度のJALパイロット業務体験に応募した人は、ジェイエア単独開催分の体験が対象となる。

 開催期間は2026年1月7日から9日のうち、いずれか1日で、選考を実施する。ジェイエア単独開催分の日程などは、「マイページ」内で案内する。

 エントリーは、JALの採用サイト「INTERNSHIP GATE」から。以前は「インターンシップ」として実施していたが、国の定義変更により、2023年度からは「業務体験」に名称を変更している。

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