エルアル・イスラエル航空(ELY/LY)は現地時間6月20日、定期便の運航を一時的に休止した。国内で起きている軍事衝突など治安の情勢悪化と国の決定に伴うもので、23日までの定期便をキャンセルする。

定期便を一時休止するエルアル・イスラエル航空(資料写真)=24年12月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
運休するのはエルアルと、同社子会社のサンドール国際航空(ELY/LY)が運航する定期便。このほか両社は、7月15日までの出発便を対象に新規予約の受付も取りやめた。
イスラエルは13日に、イランの核施設などを攻撃。イランは同日にイスラエルへの反撃を始めるなど、応酬が続いている。
外務省の岩屋毅大臣は日本時間13日に、「イランの核問題の平和的解決に向けた外交努力が継続している中、軍事的手段が用いられたことは到底許容できない」とし、イスラエルの軍事行動を強く非難した。また、イランの報復についても「事態をエスカレートする」とし、強く非難している。
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