官公庁, 空港 — 2025年5月23日 17:30 JST

日韓4空港、優先レーンで入国円滑化 6/1から1カ月限定、国交正常化60周年で

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 出入国在留管理庁と外務省は、韓国から入国する訪日客の入国手続きを期間限定で円滑化する。韓国へ入国する日本人も同様で、双方にある計4空港に優先レーンを設け、入国審査時間を短縮する。今年で日韓国交正常化から60周年を迎えることを受けた限定措置で、6月1日から30日までの1カ月のみ。

日韓4空港に期間限定の優先レーンを設け入国を円滑化(写真は羽田空港の到着ロビー)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 優先レーンを設けるのは、日本側が羽田と福岡、韓国は金浦(ソウル)と金海(釜山)の4空港。いずれも今回の入国日から起算し、過去1年以内に1回以上の日韓入国歴がある人が利用できる。搭乗前に登録手続きすることが条件で、対象者に同行する配偶者と1親等(父母・子供)以内の家族も対象となる。

 対象は午前9時から午後4時までに到着する便で、羽田は第3ターミナルに到着する金浦発の5便、福岡は仁川と釜山を出発する最大18便、金浦は羽田と関西空港発の8便、金海は福岡と関空、中部、成田、那覇、札幌(新千歳)、熊本を出発する最大18便で適用する。対象の航空会社は、羽田と金浦が日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)、大韓航空(KAL/KE)、アシアナ航空(AAR/OZ)の日韓航空4社、福岡と金海はLCCを含めたすべての航空会社。

 日本と韓国両国は60年前の1965年6月22日に「日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約」を署名。同年12月18日に批准書を交換し、日韓両国の国交が正常化した。現在日韓は、双方が相手国民の渡航先第1位となっている。

関連リンク
出入国在留管理庁
外務省
在韓日本大使館
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