日本航空(JAL/JL、9201)傘下の商社JALUX(ジャルックス)は、使用済みの機内ブランケット(毛布)をリサイクルするオリジナルの新商品を4月14日に発売した。今回の第2弾も人気特撮ドラマ『ウルトラマン』シリーズをテーマにしたもので、Tシャツのほかパーカーなどのアパレル(衣料品)を追加する。

機内で使用済みのブランケットをリサイクルしたウルトラマンのパーカー(JALUX提供)
同日に発売したのはTシャツは2種類とキャップの3アイテム。Tシャツは「バルタン星人」と「ピグモン」を新たに用意し、キャップには科学特捜隊のロゴをあしらった。ウルトラマンをデザインしたパーカーは予約受付を開始し、9月上旬の発売を予定する。キャラクターはいずれも背中にデザイン。JALUXが運営するオンラインショッピングモール「JAL Mall(JALモール)」で取り扱う。
ブランケットをリサイクルするプロジェクトはJALとJALUX、倉敷紡績(クラボウ、3106)、エフシープランニングオフィス 市岡(大阪市)の4社で展開。使用済みのブランケットをクラボウの安城工場でカット・粉砕し、裁断片などをわた状にする「反毛(はんもう)機械」で繊維の状態に戻す。戻した繊維にコットンを新たに加え、紡いだ再生糸からリサイクル素材の生地を生成して再加工する。リサイクル原料の含有率は20%以下だという。
第1弾も『ウルトラマン』『ウルトラセブン』をモチーフとし、Tシャツやトートバッグなどを用意している。

機内で使用済みのブランケットをリサイクルしたバルタン星人のTシャツ(JALUX提供)

機内で使用済みのブランケットをリサイクルしたピグモンのTシャツ(JALUX提供)

機内で使用済みのブランケットをリサイクルした科学特捜隊のロゴキャップ(JALUX提供)
関連リンク
日本航空
JALUX
JAL Mall
クラボウ
エフシープランニングオフィス 市岡
・JAL、機内ブランケットを『ウルトラマン』Tシャツにリサイクル(24年2月20日)
・JAL、使用済みコーヒー粉でタンブラー 食品廃棄物や廃プラ削減(23年11月5日)
・空港店舗「JAL PLAZA」羽田からスタート JALのBLUE SKY、60年で刷新(23年10月1日)
・JALはなぜ使用済みコーヒー粉でジンを作ったのか 羽田で年1.8トン、香り付けに(23年9月25日)
・JALカラーのウルトラセブン、JALUXで限定フィギュア 放送55周年で550体(23年5月9日)
・JAL、機内限定のウルトラマン 背中のファスナーも再現(15年5月12日)