JAL、10月に株式分割　1株を2株に

　日本航空（JAL、9201）は1月31日、10月に株式分割を実施すると発表した。株式の流動性向上と投資家層の拡大が目的で、6月開催予定の定時株主総会での承認が前提。

株式分割を実施するJAL＝13年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　9月30日現在の株主が所有する普通株式1株につき、2株に分割する。10月1日が効力発生日。航空法の規定により、同社が名義書換を拒否した外国人持株調整株式も対象となる。

　株式分割前の発行済株式総数は1億8135万2000株で、分割後は2倍の3億6270万4000株となる。株式分割に伴い、定款を一部変更。発行可能株式総数を現在の4億株から8億株に、普通株式の発行可能種類株式総数を3億5000万株から7億5000万株に変更する。

　株主優待券の配布基準は変更しない。株式分割による単位あたりの金額引き下げで、個人投資家を中心に投資しやすい環境を整える。

　31日の終値は前日比130円高の5160円、出来高は131万1700株だった。時価総額は9357億7632万円で、年初来高値は2013年10月1日の6010円、同安値は13年1月10日の3550円。

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