エアライン, 空港 — 2024年3月5日 18:17 JST

ANA沖縄空港も構内免許試験で不正 グループ3社に

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 ANAホールディングス(ANAHD、9202)は3月5日、空港の制限区域内で必要な運転免許の試験で不正が発覚した問題で、再調査により那覇空港でもグループ会社「ANA沖縄空港」が不正を行っていたと発表した。

ANA沖縄空港でも構内免許試験で不正が発覚したANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 不正を行っていたのは、2月に発表済みの全日本空輸(ANA/NH)、旅客サービスやグランドハンドリングなどを担うANAエアポートサービス(ANAAS)の2社と合わせてグループ3社。ANA沖縄空港は那覇・石垣・宮古の沖縄県内3空港で、ANA便などの旅客ハンドリングやグランドハンドリング、運航オペレーションを担っている。

 ANA沖縄空港では、2023年4月から12月末までに実施されたオンライン試験で、一部の試験監督が受験者に対して教本閲覧を認める案内をしていた。受験者11人と監督者1人が関わった。

 不正が行われた空港は、ANAとANAASが羽田、ANA沖縄空港は那覇。また、ANAHDは再調査の結果として、ANAASの受験者数を訂正し、2月20日発表の72人から2人増えて74人とした。

 空港の立入制限区域となるランプ内で車両を運転する場合、運転免許証に加えてランプ内の免許が必要になる。

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