ボーイング, 官公庁, 機体 — 2023年11月30日 00:09 JST

横田基地のオスプレイ、屋久島沖に墜落 防衛省は「不時着水」

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 防衛省などによると、11月29日午後2時47分ごろ、鹿児島県屋久島沖に在日米軍横田基地所属の垂直離着陸輸送機CV-22「オスプレイ」が墜落した。米軍から連絡を受けた防衛省では「不時着水」と発表している。乗員6人のうち、救助された1人の死亡が確認された。

墜落したCV-22の同型機(資料写真、米空軍提供)

 都内の横田基地を出発したCV-22は3機で、山口県の岩国基地経由で沖縄県の嘉手納基地へ向かっていたという。

 防衛省によると、陸海空3自衛隊が午後2時58分以降、航空機などを自主派遣し、捜索救難活動を開始した。自衛隊のレーダーからは、午後2時40分ごろに航跡が消えたという。海上保安庁も航空機や巡視船による捜索を行っている。

 V-22はボーイングとヘリコプターメーカーのベル・テキストロンが共同開発し、1999年5月24日に納入開始。米空軍の特殊作戦部隊仕様となるCV-22は、2000年9月に最初の試験機2機が引き渡され、最初の運用機は2007年1月にAFSOCへ納入された。初期運用能力は2009年に獲得し、日本国内では横田基地に配備されている。

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