エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2023年11月8日 14:00 JST

ZIPAIR、成田-バンクーバー24年3月就航 日系LCC初、8号機は1月

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 日本航空(JAL/JL、9201)が100%出資する中長距離国際線LCC、ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)の西田真吾社長は11月8日、成田-バンクーバー線を2024年3月に開設する方針を明らかにした。アジア-北米間の乗り継ぎ需要を想定し、VFR(親族友人訪問)や観光、留学、ワーキングホリデーなどのニーズを取り込む。日本のLCCがカナダに就航するのは初めて。

バンクーバーへ就航するZIPAIR==23年11月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

バンクーバー線開設を発表するZIPAIRの西田社長=23年11月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 当初は週3往復で開始し、需要に応じて週7往復(1日1往復)のデイリー化を目指す。運航スケジュールは調整中だが、成田とバンクーバー双方で乗り継ぎ需要を満たせる時間帯を想定している。西田社長は「成田を夕方に出て、バンクーバーに朝着くようにしたい」と語った。

 機材はボーイング787-8型機で、座席数は2クラス290席(ZIP Full-Flat 18席、Standard 272席)となる。

 西田社長は「バンクーバーはアジアとカナダのゲートウェイ(玄関口)。カナダや米国各地に乗り継げ、カナダ発の需要も旺盛だ。週3往復から始め、ゆくゆくはデイリーにしたい」と語った。航空券販売は12月となる見込みで、就航は早ければ3月上旬を目指す。

 バンクーバーは6カ国目、9地点目の就航地。FSC(フルサービス航空会社)のバンクーバー便が往復で20万円台後半程度で推移していることから、半額程度の価格帯を狙うという。

 ZIPAIRの機材は現在787-8が7機で、2024年1月に8号機(登録記号JA828J)が就航予定。バンクーバー線就航前に8機体制を構築する。2020年6月3日に1路線目の成田-バンコク(スワンナプーム)線を開設し、2023年3月期(22年度)に初の通期黒字化、今年9月に累計搭乗者数が100万人を突破したことから、2025年3月期(24年度)には累積損失の解消を目指す。

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機内の動画(YouTube Aviation Wireチャンネル
ZIPAIR 787-8 JA822J機内公開 フルフラットシートも

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