企業, 空港 — 2013年11月13日 18:37 JST

関空のレストランでも誤表示 第1と第2ターミナルで4店舗

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 新関西国際空港会社は11月13日、関西国際空港内でテナントが運営しているレストラン4店舗で、メニューと異なる食材を使用していたと発表した。新関空会社では管理体制を強化し、再発防止策を徹底するという。

第1と第2両ターミナルのレストランで誤表示があった関空=12年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 誤表示があったのは、第1ターミナルと第2ターミナル各2店舗の計4店舗。第1ターミナルでは、関西インフライトケイタリングが運営する「浪華」が「紀州梅うどん・そば」(650円)を出していたが、実際には中国産梅を原料とする和歌山県内で製造された梅干しだった。同店は和歌山県産の梅に食材を変更した。販売期間は2012年1月1日から13年11月1日までで、販売数は8408食だった。

 第1ターミナルで際コーポレーションが運営する「紅虎餃子房」では、「芝エビのチリソース」(1380円)を11年4月1日から13年10月22日まで3900食販売していたが、使用していたのはバナメイエビだった。同店では、メニュー表記を「エビのチリソース」に改めた。

 第2ターミナルでは、クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)が運営する「スカイテリア(SKYTERIA)」と「ソラテリア(SORATERIA)」の2店舗が、「桜えびのかき揚げうどん」(790円)でアミエビが使用していた。現在は食材を桜えびに変更している。両店では12年11月23日から13年10月28日までに、5926食を販売した。

 新関空会社によると、関西圏で端を発したメニュー誤表示・偽装問題を受け、10月23日から関空と伊丹空港の全レストランを調査。11月11日に調査結果がまとまり、関空内4店舗での誤表示が発覚した。

 これまでテナントのレストランに対しては、サービスと安全衛生面を中心に確認してきたが、メニュー表示は原材料にまで踏み込んだ確認は不十分だったという。今後は新関空会社のレストラン担当者と運営会社側が情報共有し、原材料を含めて定期的な確認体制を構築する。

 利用者への対応は、利用状況を確認の上で、当該店舗で代金を返金する。

問い合わせ先
浪華
TEL:072-456-6370/6355
受付時間:午前9時から午後5時まで(月曜から金曜。土日祝日除く)

紅虎餃子房
TEL:03-5453-7798
受付時間:午前9時から午後6時まで

スカイテリア・ソラテリア
TEL:0120-025-685
受付時間:午前10時から午後5時まで(月曜から金曜。土日祝日除く)

関連リンク
関西国際空港
関西インフライトケイタリング
際コーポレーション
クリエイト・レストランツ・ホールディングス

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