エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2023年9月4日 12:56 JST

スターラックス航空、熊本-台北デイリーに 冬ダイヤから増便

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 台湾の新興航空会社スターラックス航空(星宇航空、SJX/JX)は、9月1日に開設した台北(桃園)-熊本線を冬ダイヤ初日の10月29日から増便し、週7往復(1日1往復)のデイリー運航に増便する。熊本と台北を結ぶ定期便は初めてで、同社の日本路線は7路線となった。

台北-熊本線を開設したスターラックス航空の機内(同社提供)

 台北-熊本線は、当初週3往復を予定していたが、週5往復でスタート。火曜と水曜、金曜、土曜、日曜に運航し、10月29日から2024年3月30日までの冬ダイヤ期間は毎日運航する。機材はエアバスA321neo(2クラス188席:ビジネス8席、エコノミー180席)を使用する。

 現在の運航スケジュールは、熊本行きJX846便が午前9時45分に出発して午後1時に着き、台北行きJX847便は午後2時に熊本を出発し、午後3時15分着。10月29日からは、熊本行きJX846便が午前7時45分に出発して、午前11時に着く。台北行きJX847便は正午に熊本を出発し、午後1時40分に到着する。

 1日の初便就航時は、熊本空港の消防車による歓迎放水が行われたほか、台北発初便の乗客に熊本の化粧品ブランド「ドモホルンリンクル」のスキンケアキットと、熊本県の人気キャラクター「くまモン」のぬいぐるみが記念品としてプレゼントされた。

 熊本への訪日客の送客に加え、台湾に本社を置く世界最大の半導体受託製造企業TSMC(台湾積体電路製造)が日本へ進出し、熊本空港近くの菊陽町で半導体工場の建設を進めている。

 スターラックスはエバー航空(EVA/BR)で会長を務めた張國煒(チャン・クォウェイ)会長が2018年5月に設立したフルサービス航空会社(FSC)で、2020年1月23日に就航。初の日本路線は同年12月15日就航の関西線で、翌16日の成田線、2022年2月17日の福岡線、同年10月28日に那覇と札幌の2路線を相次いで開設し、今年4月1日の仙台、9月1日の熊本就航で7路線まで拡大した。

熊本空港で歓迎放水を受けるスターラックス航空の初便(同社提供)

熊本空港に到着するスターラックス航空の初便(同社提供)

台北-熊本線を開設したスターラックス航空の機内(同社提供)

熊本空港で開かれたスターラックス航空の就航式典でダンスを披露するくまモン(同社提供)

熊本空港で開かれたスターラックス航空の就航式典(同社提供)

熊本空港で開かれたスターラックス航空の就航式典(同社提供)

運航スケジュール
夏ダイヤ(23年9月1日-10月28日)
JX846 台北(09:45)→熊本(13:00)運航日:火水金土日
JX847 熊本(14:00)→台北(15:15)運航日:火水金土日

冬ダイヤ(23年10月29日-24年3月30日)
JX846 台北(07:45)→熊本(12:00)運航日:毎日
JX847 熊本(12:00)→台北(13:40)運航日:毎日

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