企業, 空港 — 2023年4月27日 19:25 JST

成田空港、33社参加の合同説明会 幕張メッセで5/18、中国復便視野に人材確保急務

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)は5月18日に、旅客・貨物ハンドリングや保安検査など、空港内の関連企業33社による合同企業説明会を開催する。2月に続く2回目の説明会で、参加企業は前回から12社増える。年齢・性別・学歴・経験は不問。成田を含む各空港では、需要の回復に伴い人手不足も深刻化しており、人材の確保を急ぐ。

—記事の概要—
機内清掃や警備なども
中国復便で「さらなる努力必要」

機内清掃や警備なども

33社参加の合同説明会を5月に開催する成田空港=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 会場は前回同様、幕張メッセ(千葉・美浜区)の国際会議場2階コンベンションホール。午前と午後の2部制で、会場ごとに企業ブースを設け、各企業が参加者に説明する。参加企業は貨物やグランドハンドリング、保安検査に加え、機内清掃や警備、バス、メンテナンスなど、空港の運営に携わる各業種の33社が参加する。

 また、通常は立入できないエリアを含む空港見学会も開催し、実際に働く職場環境を見てもらう。定員は200人で、午前の部終了後にバスで空港へ移動し、ツアーに参加する。このほか午前の部受付時に、一般エリアのみを対象とした空港見学ツアーの参加者も募集。先着40人を予定する。空港見学会は企業説明会の参加者を対象としたもので、見学会のみの参加はできない。

中国復便で「さらなる努力必要」

 NAAの田村明比古社長は4月27日、懸念される人手不足について、厳しい状況であるとした上で「各現場は人員確保に努力している」と評価。国際線の場合は、時間帯により人が必要な場所が異なることから「動いて対応するように工夫している。現状だとこのレベルで問題ないのではないか」との認識を示す一方、今後見込まれる中国路線の復便後は「さらなる努力が必要だ」と述べ、気を引き締めた。

 2回目となる5月の合同企業説明会については、「(中国路線の復便で)人手不足が懸念される。空港として関連企業の採用活動をバックアップしたい」と狙いを説明。合同説明会とした理由については「単体の場合、知名度が必ずしも高くない企業がある。合同開催により空港で仕事している会社なんだ、というイメージ持ってもらいやすい」と述べ、空港に関わる仕事の多面性を示したいとした。

 21社が参加した初回の前回は2月5日に開催。就職を希望する477人が集まり、このうち内定に至ったのは10人程度だったという。今後は「参加企業と相談しながら」(田村社長)定期的な開催も視野に入れる。

関連リンク
成田空港関連企業説明会情報(NAA)
成田国際空港

成田空港、幕張メッセで21社合同説明会 2/6開催、グラハン・保安検査(23年2月5日)


これより先は会員の方のみご覧いただけます。

無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。
有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。

会員の方はログインしてご覧ください。
ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。

無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。

会員としてログイン
 ログイン状態を保存する  

* 会員には、無料個人会員および有料個人会員、有料法人会員の3種類ございます。
 これらの会員になるには、最初に無料会員としての登録が必要です。
 購読料はこちらをご覧ください。

* 有料会員と無料会員、非会員の違いは下記の通りです。
・有料会員:会員限定記事を含む全記事を閲覧可能
・無料会員:会員限定記事は月3本まで閲覧可能
・非会員:会員限定記事以外を閲覧可能

* 法人会員登録は、こちらからお問い合わせください。
* 法人の会員登録は有料のみです。

無料会員登録
* 利用規約 に同意する。
*必須項目新聞社や通信社のニュースサイトに掲載された航空業界に関する記事をピックアップした無料メールニュース。土日祝日を除き毎日配信しています。サンプルはこちら
登録内容が反映されるまでにお時間をいただくことがございます。あらかじめご了承ください。