官公庁, 機体 — 2023年4月19日 13:15 JST

川重、警察庁から最新ヘリBK117 D-3を2機追加受注 25年度運用開始

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 川崎重工業(7012)は4月19日、警察庁から最新中型双発ヘリコプター「H145//BK117 D-3」を2機受注したと発表した。同庁向けとしては3号機と4号機となり、2025年度の運用開始を予定している。

警察庁が2機追加発注したBK117 D-3(川重提供)

 警察庁は2020年にBK117 D-3を2機発注。初号機と2号機は2022年6月に秋田県と埼玉県向けとして引き渡された。D-3はBK117 D-2の改良型で、フルフラットフロアを備えたキャビン、後部の観音開きカーゴドア、高高度でのホバリング性能の向上、低騒音化、最新アビオニクス搭載といった特長を継承。最新式の5枚ブレードによるメインローター・システムの採用などにより、D-2と比べて有効搭載重量が約150kg増え、整備期間を約50%短縮した。

 BK117は川重と旧西ドイツのMBB(メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム、現エアバス・ヘリコプターズ・ドイツ)が共同開発し、1982年に国産ヘリとして初の型式証明を取得。1983年に初号機を納入した。4月19日時点で、川重の納入分は189機。エアバスヘリ納入分を合わせると、世界で1900機以上が引き渡されており、ドクターヘリ、人員や物資輸送、警察、消防、防災、報道などの分野で運用されている。

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BK117-D3型の紹介(川重)
川崎重工業

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