エアバス, エアライン, 機体 — 2022年10月15日 21:23 JST

英ヴァージン、A330neo初受領

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 ヴァージン・アトランティック航空(VIR/VS)は現地時間10月14日(日本時間15日)、エアバスA330-900(A330neo)型機の初号機(登録記号G-VJAZ)を受領したと発表した。現地時間15日定刻午後3時に仏トゥールーズを出発し、ロンドン・ヒースロー空港へ向かう見通し。初号機には「Billie Holiday(ビリー・ホリデイ)」と往年のジャズシンガーにちなんだ愛称が名付けられた。

ヴァージン・アトランティック航空に引き渡されたA330-900(A330neo)初号機(同社Twitterから)

 ヴァージンは2019年6月に開かれたパリ航空ショーで、A330-900を導入すると発表。最大16機発注し既存のA330を更新する予定で、年内は初号機を含む3機を受領する見通し。その後は2026年までに引き渡される計画で、初便はボストン線を予定している。

 座席数は3クラス262席で、アッパークラス(ビジネス)32席、プレミアム(プレミアムエコノミー)46席、エコノミー184席。アッパークラスのうち前方中央2席は「リトリート・スイート」とし、アッパークラス区画後方にはラウンジスペース「ザ・ロフト」を設けた。

ヴァージン・アトランティック航空のA330-900の座席配置図(同社サイトから。クリックで拡大)

 個人用モニターのサイズは、アッパークラスが17.3インチ、プレミアムとエコノミーは13.3インチ。ワイヤレス充電やBluetooth接続のオーディオなどを備えている。

 A330neoは、従来のA330-200と同サイズのA330-800(標準座席数3クラス220-260席、最大406席)と、A330-300の後継となるA330-900(3クラス260-300席、最大440席)の2機種で構成。ともにA350 XWBの主翼技術を取り入れ、ロールス・ロイス製新型エンジンのトレント7000と空力特性の改善で、1座席あたりの燃費を25%改善した。

ヴァージン・アトランティック航空のA330-900のリトリート・スイート(同社Twitterから)

ヴァージン・アトランティック航空のA330-900のアッパークラス(同社サイトから)

ヴァージン・アトランティック航空のA330-900のアッパークラス(同社サイトから)

ヴァージン・アトランティック航空のA330-900のザ・ロフト(同社サイトから)

ヴァージン・アトランティック航空のA330-900のプレミアム(同社サイトから)

ヴァージン・アトランティック航空のA330-900のエコノミー(同社サイトから)

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