エアライン, 企業 — 2022年8月19日 10:25 JST

Pontaポイント、ZIPAIRやスプリング・ジャパンと特典交換 9月にキャンペーン

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 日本航空(JAL/JL、9201)グループのLCCであるZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)とスプリング・ジャパン(旧春秋航空日本、SJO/IJ)は、ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティング(LM、東京・渋谷区)と、Pontaポイントで両社の運航便に乗れるキャンペーンを9月1日から14日まで展開する。

Pontaポイントとキャンペーンを展開するJALグループLCCの(手前から)スプリング・ジャパンとZIPAIR=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 Pontaポイントと商品を交換できる「Ponta特典交換」で、キャンペーンの特設ページから期間中に申し込むと、ZIPAIRのポイントを10万ポイント、スプリング・ジャパンの国内線往復航空券とPontaポイントを交換できる権利が抽選で当たる。

 ZIPAIRのポイントは各週2人の計4人、スプリング・ジャパンの航空券は各週6人の計12人に当たる。

 ZIPAIRはJALが100%出資する中長距離LCCで、成田空港を拠点にバンコク、ソウル、ホノルル、シンガポール、ロサンゼルスへ就航。機材はボーイング787-8型機で、2021年12月25日に就航したロサンゼルス線は、LCCでは世界初の太平洋横断路線となった。今年12月には2路線目の米国本土路線となるサンノゼ線を開設する見通し。

 スプリング・ジャパンは、中国最大のLCCである春秋航空(CQH/9C)の子会社として発足し、2014年8月1日に就航。JALは約5%の出資にとどめていたが、議決権ベースで66.7%に高めて過半数を取得し、2021年6月29日に連結子会社化した。現在の路線網は成田発着6路線で、国内線が札幌(新千歳)、広島、佐賀の3路線、国際線はハルビンと天津、南京の3路線。中国に特化したJALグループのLCCとして、現在は直行便が就航していない中国の人口4000万人から10万人規模の都市への就航を検討していく。

 LMは三菱商事(8058)の関連会社で、22.37%出資。ローソン(2651)とKDDI(9433)が20%ずつ、リクルートとJALが15%ずつ、三菱UFJ銀行が5%、ゲオホールディングス(2681)が2.63%出資している。

関連リンク
サマー・ドリームバザール(Ponta)
PontaWeb
ZIPAIR
スプリング・ジャパン

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