ボーイング, 機体 — 2013年8月25日 13:02 JST

ボーイング、787-9初号機が完成 初飛行は今夏以降

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ボーイングは現地時間8月24日、787型機の長胴型となる787-9の初号機が完成したと発表した。米ワシントン州のエバレット工場からロールアウトした。

エバレット工場からロールアウトした787-9=13年8月 PHOTO: Colleen Pfeilschiefter/Boeing

エバレット工場からロールアウトした787-9=13年8月 PHOTO: Colleen Pfeilschiefter/Boeing

 787-9は全長が6メートル長くなり、航続距離が300海里(555キロメール)延長しながらも、消費燃料は同クラス機よりも20%削減できるとしている。座席数は787-8の210から250席に対して40席増加し、250から290席となる。

 初号機の塗装は、垂直尾翼に787-9の「9」を大きく描いた新デザイン。7月27日にボーイングの塗装工場を出場している。ボーイングによると、2号機と3号機は最終組立が進んでいるという。

 初飛行は今夏以降となる予定で、787-9のローンチカスタマーであるニュージーランド航空(ANZ)へは、2014年中頃に初号機が引き渡される予定。ANZは787-9を10機を発注済み。

関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン

ニュージーランド航空、787-9を成田投入
ボーイング、787-10をローンチ 18年引き渡し開始

【お詫び】
塗装工場出場を伝える記事で、「ロールアウト」の表現に誤りがありました。お詫びして訂正致します。

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post
キーワード: