エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2022年5月10日 12:00 JST

エアバスA220、羽田離陸し仙台へ デモツアーで環境性能アピール

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 エアバスのアジア太平洋地域でのデモンストレーションツアーで飛来していた、ラトビアのエア・バルティック(BTI/BT)のA220-300型機(登録記号YL-ABH)が5月10日昼前、羽田空港を出発し、次の訪問地である仙台へ向かった。

羽田を離陸するエア・バルティックのA220-300=22年5月10日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 A220はBT9808便として、午前11時すぎに羽田空港の153番駐機場(スポット)を出発。同35分ごろC滑走路(RWY34R)を離陸した。

 A220は、カナダのボンバルディアが開発した小型旅客機「Cシリーズ」の事業会社をエアバスが2018年7月に買収し、名称を変更したもの。すべてが新設計の機体で、部品を9割以上共通化したA220-100(旧CS100)とA220-300(CS300)の2機種で構成され、メーカー標準座席数はA220-100が100-130席、中胴が3.7メートル長いA220-300は130-160席となる。エアバスはA220をラインナップに加えたことで、100席から240席までの単通路機をそろえた。

 今回のツアーは豪シドニーを皮切りにシンガポール、ベトナムのハノイを訪れ、羽田には5月8日午後6時20分にB滑走路(RWY22)へ着陸し、同24分すぎに到着した。翌9日に報道関係者などに公開。大きな窓や手荷物収納棚を備える快適性や、環境性能の高さをアピールした。

 ボンバルディア時代には、2016年11月3日と2017年9月28日に羽田へCS300(C-FFDO)が飛来しているが、A220としては今回が初めて。また、エアバスが日本でA220の見学会を開いたのは、2019年8月に中部空港で開催して以来3年ぶりとなった。

羽田空港で出発を待つエア・バルティックのA220-300=22年5月10日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

羽田を出発し仙台へ向かうエア・バルティックのA220-300(中央)=22年5月10日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

羽田を離陸するエア・バルティックのA220-300=22年5月10日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

羽田を離陸し仙台へ向かうエア・バルティックのA220-300=22年5月10日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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