エアライン, 官公庁 — 2022年4月14日 23:23 JST

JALのCA、羽田で鹿児島・垂水のブリやカンパチPR 海水で溶ける買い物袋も

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 日本航空(JAL/JL、9201)傘下のJALUX(ジャルックス、2729)は4月14日、羽田空港第1ターミナル1階の土産物店「BLUE SKY FLIGHT SHOP」で、鹿児島県垂水(たるみず)市の特産品をそろえた「垂水市フェア」を始めた。16日までで、JALの客室乗務員や市のキャラクター「たるたる」が日本有数の生産量を誇るブリやカンパチなどをPRしている。

羽田第1ターミナルのBLUE SKY FLIGHT SHOPで垂水市の特産品をPRするJAL客室乗務員ふるさとアンバサダーの酒井さん(左)と海水で溶けるショッピングバッグを持つ持木さん=22年4月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 垂水市は西側が鹿児島湾(錦江湾)に面し、桜島の近くに位置する。JALが国内線ファーストクラスで提供している芋焼酎「森伊蔵」は、市内の森伊蔵酒造が製造している。

 尾脇雅弥市長によるとブリやカンパチの養殖が盛んで、カンパチは生産量が、ブリは輸出量が日本一だという。「日本では養殖より天然物が良いとされることが多いが、垂水のものは栄養価が高くなるように育てており、海外でも食べてもらうと評価が変わる」と胸を張る。

 今回のフェアは、JALUXが進めている環境負荷の低いショッピングバッグ導入の取り組みに垂水市が賛同したことで開催。カネカ(4118)が開発した海水や土の中で分解される植物由来のショッピングバッグで、JALUXはBLUE SKYで商品を購入した人に無料提供しており、市は海洋汚染を減らす効果が見込めることから取り組みに協賛した。

羽田第1ターミナルのBLUE SKY FLIGHT SHOPで垂水市の特産品をPRする尾脇市長(中央)とJAL客室乗務員ふるさとアンバサダーの酒井さん(左)、持木さん=22年4月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 14日は担当地域に移住し、地域の魅力を発信する客室乗務員「ふるさとアンバサダー」の酒井麻衣さんと持木絹代さんが垂水市の特産品をPR。酒井さんは福岡のJAL九州支社、持木さんは鹿児島支店奄美営業所に所属するアンバサダーとして、観光需要の創出や特産品の販路拡大などに取り組んでいる。

 2020年10月から赴任している酒井さんは「垂水市は自然が豊かで水がきれい。SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)の取り組みとしてショッピングバッグに協賛いただいたが、今後も自治体と一緒に活動していきたい」と話した。持木さんは「まだいろいろなところに行けていないが、自然やおいしいものを守るためにも環境に配慮した取り組みを進めていきたい」という。

羽田第1ターミナルのBLUE SKY FLIGHT SHOPで垂水市の特産品カンパチとブリをPRするJAL客室乗務員ふるさとアンバサダーの酒井さん(左)と持木さん=22年4月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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