企業 — 2022年3月10日 09:31 JST

IP無線アプリBuddycom、辞書登録で音声認識向上 専門用語も文字化

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 サイエンスアーツ(4412)は、同社が開発した多機能IP無線アプリ「Buddycom(バディコム)」用の音声テキスト化機能に辞書登録機能を追加した。専門用語や固有名詞、社内用語を多用する現場でも、会話が正確にテキスト化されるという。

辞書登録機能に対応したバディコム(同社提供)

辞書登録機能に対応したバディコム(同社提供)

 Buddycomは、話した内容が文字になる「音声テキスト化」機能を備えており、会話内容の確認をはじめ報告書や議事録の作成に活用できる。テキスト化の認識精度は利用している音声認識エンジン「AmiVoice」に依存しているため、専門用語や駅名などの固有名詞、社内用語などを辞書登録することで、正しい単語に変換できるようにした。

 Buddycomの管理画面からアドバンスト・メディア(3773)の音声認識開発プラットフォーム「AmiVoice Cloud Platform」が提供する音声認識API向けの辞書登録を設定出来る。辞書登録機能はBuddycomの「Talk Enterpriseプラン」と「Livecast Enterpriseプラン」で利用できる。

 サイエンスアーツによると、介護の現場では床に就く「臥床(がしょう)」が多用されるものの、「賀正」や「画商」などの同音異義語に誤変換されるケースがあり、辞書登録することで正しく表示されるようになるという。

 Buddycomは航空業界でも導入事例があり、従来のインカムやトランシーバーを置き換える形で使用されている。

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Buddycom(サイエンスアーツ)
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