エアライン, 官公庁 — 2022年2月20日 16:14 JST

JALとKDDI、ドローン実用化で提携 航空安全技術を運航管理システムに活用

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 日本航空(JAL/JL、9201)とKDDI(9433)は、ドローンの社会インフラ化に向け、運航管理体制の構築やビジネスモデルの共同検討に関して基本合意書を2月15日に締結した。

JALとKDDIなどによる実証実験で隅田川を渡るドローン=22年2月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 政府は2022年度に「レベル4」と呼ばれるドローンの有人地帯での目視外飛行の実現を目指しており、今回の提携で両社はJALの航空安全技術や知見をKDDIが開発したドローンの運航管理システムに活用する。

 今後全国各地で運航されるドローンの衝突回避など安全運航を実現する運航管理体制を構築するとともに、ドローンの産業振興に必要な制度化、ガイドラインづくりを進める。

 また、ドローンを活用したい企業や自治体向けに、コンサルティングやリソース提供を行うビジネスモデルを両社で検討。2022年度内に離島で小型・大型ドローンによる物流などの実証を行い、ドローン活用ビジネスを構築していく。

関連リンク
日本航空
KDDI

JALとドローン
JALとKDDIら、ドローンで隅田川飛び医薬品配送 聖路加病院まで3つの橋通過(22年2月16日)
JAL、遠隔無人ヘリで物流実証 五島列島、1000キロ先の本社から操作(20年11月10日)
JAL、日本初のドローン運航人材育成 パイロット訓練ノウハウ活かす(20年9月1日)
医薬品や食品をドローン宅配 KDDIやJAL、JR東日本ら東京都の実験参画(20年8月31日)
JAL、社内ビジネスコンテストで「ドローン操縦士養成」選出 2年間で事業化目指す(17年12月27日)

各省庁の動き
国交省、ドローンの事前登録12/20開始 22年6月義務化(21年12月6日)
経産省、空飛ぶクルマ実用化へ新規予算38億円(21年9月13日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post
キーワード: