エアライン, ボーイング, 機体 — 2022年1月28日 17:06 JST

ZIPAIR、4号機もJALから転籍 29日に成田へ

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 ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)にとって4機目となるボーイング787-8型機(登録記号JA826J)が1月28日、羽田空港の格納庫から姿を表わした。親会社の日本航空(JAL/JL、9201)が運航していた機体で、JAL塗装からZIPAIRのデザインに塗り替えられた。29日に成田へ向かい、就航は3月を予定している。

ZIPAIRのデザインに塗装されたJALの787-8 JA826J=22年1月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ZIPAIRはJALが100%出資する中長距離LCCで、機材はすべて787-8。運航中の初号機(JA822J)と2号機(JA825J)、3号機(JA824J)は、すべてJALからの転籍機。座席数は2クラス290席で、フルフラットシートを採用したビジネスクラスにあたる「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18席、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が272席となっている。

 当初は3号機と4号機のいずれかを新造機とする予定だったが、ボーイングの製造工程で不具合が生じたことなどから4号機もJALが運航していた機体となった。

 現在はまだJALが管理している機体で、29日にフェリーフライトでZIPAIRの拠点である成田へ向かう。客室改修は成田で約1カ月ほど実施し、3月に就航する見込み。

 ZIPAIRは年2機ずつ増機し、2024年度には10機体制を目指す。5号機と6号機は新造機になる見通し。現在は成田-バンコク線とソウル(仁川)線、ホノルル線、シンガポール線、ロサンゼルス線の5路線を運航しており、台北就航も計画。中長距離路線が主軸だが、短距離路線も運航することで機材稼働率を高める。

ZIPAIRのデザインに塗装されたJALの787-8 JA826J=22年1月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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機内の動画(YouTube Aviation Wireチャンネル
ZIPAIR 787-8 JA822J機内公開 フルフラットシートも

写真特集・ZIPAIR 787-8の機内
(1)フルフラット上級席ZIP Full-Flatは長時間も快適
(2)個人用モニターなし、タブレット置きと電源完備のレカロ製普通席
(3)LCC初のウォシュレット付きトイレ

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