エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2021年10月25日 20:36 JST

JAL、伊丹で就航70周年イベント 戦後初の国内線、31日から羽田線にA350

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 日本航空(JAL/JL、9201)の羽田-伊丹線が10月25日、就航70周年を迎えた。戦後初の国内線定期便で、伊丹空港では出発客に記念品がプレゼントされ、午後1時30分に出発した羽田行きJL118便(ボーイング787-8型機、登録記号JA849J)を横断幕を手にした社員が見送った。

伊丹空港18番搭乗口前で開かれた就航70周年記念式典で写真撮影に応じるJALの武井真剛西日本地区支配人(右から2人目)、国交省大阪空港事務所の山内諒所長(左から3人目)、関西エアポートの西尾裕伊丹空港本部長(右から3人目)ら=21年10月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JL118便が出発する18番搭乗口では、就航70周年を記念したステッカーや、冬ダイヤ初日の31日から同路線へ導入するエアバスA350-900型機の記念品として、胴体に使われている帝人(3401)製CFRP(炭素繊維複合材)を使ったバゲージタグや、ステッカーなどが記念品として用意され、社員が乗客に手渡した。

 出発前に開かれた式典で、JALの武井真剛・西日本地区支配人は「A350は低騒音化と燃費の改善を図っている」と述べ、空港周辺にも配慮した低騒音機であることを説明した。JL118便は乗客263人(幼児3人含む)を乗せて出発した。

 羽田-伊丹線は戦後初の国内民間航空路線として、1951年10月25日に開設。伊丹からは福岡へ向かい、初便は36人乗りのマーチン2-0-2型機「もく星号」(登録記号N93043)で運航した。当時の日本は敗戦により自国の航空会社による運航が認められていなかったため、運航は米ノースウエスト航空(現デルタ航空)に委託してスタートした。伊丹就航当時の国内線は、羽田-伊丹間を1日3往復、伊丹経由の羽田-福岡間と、翌26日に開設した羽田-札幌間を1日1往復ずつ運航していた。

 現在の羽田-伊丹線は1日15往復で、冬ダイヤ期初からは低騒音機のA350(3クラス369席:ファースト12席、クラスJ 94席、普通席263席)を1日3往復程度投入し、残りはボーイング787-8型機(3クラス291席:ファースト6席、クラスJ 58席、普通席227席)などで運航する。

 今年3月26日からは、伊丹-那覇線にA350を一足早く投入している。

*A350の伊丹-那覇線就航の記事はこちら
*11代目新制服とA350機内の写真特集はこちら
*写真は8枚。

伊丹空港18番搭乗口付近に展示されたJALの歴代制服=21年10月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

伊丹空港でJALの羽田行きJL118便の乗客にプレゼントされた記念品=21年10月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

伊丹空港18番搭乗口前に飾られた10月31日から羽田-伊丹線に投入されるA350-900の模型=21年10月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

伊丹空港で出発を待つJALの羽田行きJL118便=21年10月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

伊丹空港でJALの羽田行きJL118便に搭乗する乗客=21年10月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

伊丹空港で羽田行きJL118便を見送るJALの客室乗務員たち=21年10月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

雨が降る伊丹空港で横断幕を手に羽田行きJL118便を見送るJALの社員たち=21年10月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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