機体 — 2021年10月13日 11:07 JST

ホンダジェット、米大陸横断できるライト機 最大11人乗り、コンセプト出展

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 本田技研工業(7267)の米国子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は現地時間10月12日、小型ビジネスジェットのコンセプト機「HondaJet(ホンダジェット)2600 Concept」を参考展示したと発表した。従来機の「HondaJet」よりも1つ上の「ライトジェット機」クラスに相当する機体で、同クラスとしては初めて米大陸の横断が可能となる。

HACIが参考展示する小型ビジネスジェットのコンセプト機「HondaJet 2600 Concept」(ホンダ提供)

 HondaJet 2600 Conceptは、航続距離2625海里(約4862キロ)、巡航速度450ノット(時速約833キロ)。最大11人の乗客乗員が搭乗できる。HACIによると、ライトジェットクラスとしては最大の座席間スペースと室内の高さで、座席レイアウトは目的別に合わせ3種類提供するという。

 従来機同様、パイロット1人でも運航できる。同コンセプトでは新たにオートスロットルやオートブレーキなどを導入。パイロットの負荷を軽減するほか、安全性向上にもつながる。燃費は通常のライトジェット機より20%、最大離陸重量が2万ポンド以上、3万5000ポンド以下の双発エンジンを搭載する「中型ジェット機」より40%以上の向上を目指す。

 同コンセプトは、米ラスベガスで開催中のビジネスジェット展示会「NBAA(ナショナル・ビジネス・アビエーション・アソシエーション・コンベンション・アンド・エキシビション)」で発表した。

 ホンダジェットはHACIが開発。主翼上に配された低騒音エンジンや複合材を使った胴体、標準仕様で乗客4人が乗れるゆったりとした客室などが特徴。エンジンは米GEとの合弁会社GEホンダ製HF120を搭載し、パイロット1人でも運航できる。巡航速度は422ノット(時速約782キロ)、4人搭乗時の航続距離は1437海里(約2661キロ)となっている。2015年に引き渡しを開始し、2018年には航続距離を延長した発展型「HondaJet Elite(ホンダジェット エリート)」が登場した。今年5月には最新型の「HondaJet Elite S」を発表し、最大離陸重量を増加したことにより航続距離を最大120海里伸ばせるようになった。

HACIが参考展示する小型ビジネスジェットのコンセプト機「HondaJet 2600 Concept」の機内(ホンダ提供)

NBAAでHondaJet 2600 Conceptを発表するHACIの藤野道格社長(同社サイトから)

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HondaJet Japan

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