ボーイング, 官公庁, 機体 — 2021年9月30日 13:06 JST

最新型F/A-18、米海軍が量産初号機受領

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 米海軍は現地時間9月29日、戦闘攻撃機F/A-18「スーパーホーネット」の最新型「ブロックIII」の量産初号機がボーイングから初納入されたと発表した。

セントルイスを離陸するブロックIIIのF/A-18スーパーホーネット(ボーイング提供)

 ブロックIIIのスーパーホーネットは78機が契約済みで、最初の1機が引き渡された。米海軍によると、ブロックIIIは乗員が設定可能な新しいディスプレーを備えた先進的なコックピットや先進的なネットワーク、レーダーシグネチャーの強化などの改良が施されているという。

 ボーイングによると、ブロックIIIの新しい補助プロセッサーは、パイロットの状況認識を向上させるため処理能力を高めており、アプリケーションによるソリューションを機体の寿命までアップグレードできるという。

 ブロックIIIの新造機納入や改修を2030年代半ばまで実施していく。ブロックIIの機体は寿命を延長後、最終的にブロックIIIへアップグレードする。

 今回初納入された機体は、メリーランド州パタクセントリバー海軍航空基地の試験評価飛行隊(VX-23)で飛行試験を2022年初夏まで実施後、飛行隊へ配備される。ブロックIIIの機体は、2024年末まで毎月2機ずつ引き渡される見通し。

ブロックIIIのF/A-18スーパーホーネット(ボーイング提供)

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