エアライン, 空港 — 2021年6月22日 11:23 JST

JAL、新千歳空港も非接触で搭乗手続き 「スマートエアポート」2空港目

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 日本航空(JAL/JL、9201)は6月21日、新千歳空港の国内線カウンターをリニューアルしたと発表した。自動手荷物預け機の新設やカウンターのデザイン刷新など、空港の利便性を高めた「スマートエアポート」と呼ぶサービスで、羽田空港に続いて2空港目。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、非接触化も進めている。

JALが全面刷新した新千歳空港の出発カウンター(同社提供)

 空港に到着したJALの国内線利用者は、ICカードや搭乗用二次元バーコードを持っていればチェックイン手続きが不要で、保安検査場へ進める。手荷物がある場合は自動手荷物預け機(SBD=Self Baggage Drop)を使い、自分で手荷物タグを貼って預ける。自動チェックイン機のタッチパネルにはセンサーを増設し、画面に直接触れなくても操作できるようにした。

 一方、SBDでは預けられない荷物がある場合などはカウンターで対応する。赤ちゃん連れや車いすを利用する人など、係員の手伝いを必要とする人向けの「スマイルサポートカウンター」と呼んでいた施設は、「スペシャル・アシスタンスカウンター」に刷新した。

 スマートエアポートの計画は、2019年7月に発表。今年7月に開催が予定されている東京オリンピック・パラリンピックを見据えたもので、羽田では発表翌月の8月から出発ロビーの改修が始まり、2020年12月25日に全面リニューアルした。新千歳の後は、今冬に伊丹と那覇の2空港、2022年春に福岡空港へ展開を予定している。

JALが全面刷新した新千歳空港の自動チェックイン機(同社提供)

JALが全面刷新した新千歳空港の航空券予約カウンター(同社提供)

JALが全面刷新した新千歳空港の手荷物預けカウンター(同社提供)

JALが全面刷新した新千歳空港のスペシャル・アシスタンスカウンター(同社提供)

JALが導入するタッチパネルの操作を非接触化した自動チェックイン機(同社提供)

関連リンク
日本航空

JAL、チェックイン時のタッチパネル非接触化 羽田皮切りに主要空港(21年3月22日)
JAL、羽田国内線カウンター全面刷新 ”スマートエアポート”で自動化や配置見直し(20年12月25日)
JAL、画面に触れないチェックイン機公開 羽田で検証(20年9月15日)
JAL、羽田国内線に自動手荷物預け機 待ち時間短縮(20年2月20日)
JAL、羽田国内線カウンター刷新へ JGCは個室化、スマート空港20年開始(19年7月24日)