エアバス, エアライン, ボーイング, 機体 — 2021年5月6日 11:49 JST

シンガポール航空、A350と787元手に1637億円調達 セール&リースバックで

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 シンガポール航空(SIA/SQ)は、エアバスA350-900型機とボーイング787-10型機をセール・アンド・リースバックする形で、総額約20億シンガポールドル(約1637億円)を調達したと現地時間5月3日に発表した。

A350-900と787-10のセール・アンド・リースバックにより資金調達したシンガポール航空=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 対象となる航空機は、A350-900が7機と787-10が4機の計11機。セール・アンド・リースバックは、購入機をリース会社に売却し、リース機とするもの。今回リースを請け負ったのは4社で、Aergo CapitalがA350と787を1機ずつ、AltavairがA350を4機、EastMerchant / Crianza AviatioがA350を1機と787を2機、MuzinichがA350と787を1機ずつとなっている。

 シンガポール航空によると、今回の取引を含めて2020年4月1日以降に約154億シンガポールドルを調達したという。このほかに21億シンガポールドル以上のコミットメントライン(融資枠)が利用でき、7月の株主総会までに最大62億シンガポールドルの強制転換社債を追加で発行するオプションも有している。

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