エアライン, 企業, 官公庁 — 2021年3月19日 17:45 JST

スカイマーク、大田区商店街に弁当箱寄贈 サイパン運休で余剰、「春弁当」企画に活用

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 スカイマーク(SKY/BC)は3月19日、国際線の機内食で使用予定だった容器およそ6500個を、地元の東京・大田区商店街連合会に寄贈したと発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、唯一の国際線の成田-サイパン線が運休となり、容器が余剰となっていた。商店街は容器を有効活用し、加盟する各店舗での弁当販売を20日から開始する。

スカイマークがサイパン線で提供していた機内食=19年11月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 寄贈した容器は2段重ねの弁当箱で、大田区商店街連合会は弁当箱を活用した企画を4月30日まで展開する。20日からは武蔵新田の「ビストロ武蔵新田」で、ローストビーフや春野菜を使用したお花見弁当を販売。洗足池の「cafe634」では、菜の花やスナップエンドウ、サワラなど、春の食材を使用した弁当を27日に販売する。

 スカイマークは弁当箱の有効活用について、地元の大田区に相談。商店街を合わせた3者で協議を重ね、今回の取り組みが実現した。

 成田-サイパン線はスカイマーク唯一の国際定期便として、2019年11月29日に就航。その後、新型コロナの影響により2020年3月25日の運航を最後に運休し、現在まで運休が続いている。

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スカイマーク
大田区商店街連合会

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