ボーイング, 機体 — 2021年2月26日 13:11 JST

787、納入再開へ「課題克服中」 胴体結合部に不具合、運航支障なし

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ボーイングは2月26日、製造上の不具合が見つかり納入停止状態となっている787型機について、現状を明らかにした。納入再開の見通しは立っていないものの、運航に影響はなく、国内で787を導入する全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)グループを含め通常通りの運航を続けている。

納入再開の見通しが立っていない787=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 787の不具合は胴体接合部の一部で発生し、過去1年間の品質強化プログラムで見付かった。引き渡しは現在のところ、2020年10月の4機が最後で、翌11月から今年1月まで納入ゼロが3カ月続いている。ボーイング民間航空機部門でインドと東南アジア、アジア太平洋地域のマーケティング担当を務めるデビッド・ショルティマネージング・ディレクターは「現段階は課題を克服しようとしている最中。顧客(航空会社)と協力しながら進めている」と述べるにとどめ、納入再開への見通しが立っていないとした。

 ボーイングは不具合について、2020年12月に声明を発表。「飛行の安全性への懸念を直ちに示すものではない。製造拠点で組み立てた機体を徹底的に検証する」とし、飛行には影響がないとの見方を示している。

 787の最終組立工場は2拠点で、2007年にワシントン州シアトル近郊のエバレット、2010年に第2工場となるノースチャールストンが稼働開始。787は標準型の787-8、長胴型の787-9、超長胴型の787-10の3機種で構成され、エバレットでは787-8と787-9、ノースチャールストンでは3機種すべてを製造している。ボーイングによると、今回の不具合は2拠点で製造したものが該当しているという。

 現在は787を月産10機で製造している。2020年4-6月期(第2四半期)に従来の14機から減産したもので、今年半ばをめどに月産レートを5機に再減産する(関連記事)。

関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン

787
787、胴体接合部に不具合も飛行支障なし ANAとJAL、通常運航(20年12月16日)
787、月産5機に再減産へ 21年半ば、需要低迷で(20年12月7日)
ボーイング、787最終組立をサウスカロライナ集約 シアトルは21年まで(20年10月2日)
787胴体不具合、ANAも1機該当 787-10の2号機(20年8月31日)
787で製造不具合 水平尾翼部品、規定より強く締め付け(20年9月9日)
ボーイング、787再減産 月産7機に半減(20年4月30日)

オーダー&デリバリー
737MAX納入21機、787はゼロ続く ボーイング1月実績(21年2月11日)


これより先は会員の方のみご覧いただけます。

無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。
有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。

会員の方はログインしてご覧ください。
ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。

無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。

会員としてログイン
 ログイン状態を保存する  

* 会員には、無料個人会員および有料個人会員、有料法人会員の3種類ございます。
 これらの会員になるには、最初に無料会員としての登録が必要です。
 購読料はこちらをご覧ください。

* 有料会員と無料会員、非会員の違いは下記の通りです。
・有料会員:会員限定記事を含む全記事を閲覧可能
・無料会員:会員限定記事は月3本まで閲覧可能
・非会員:会員限定記事以外を閲覧可能

* 法人会員登録は、こちらからお問い合わせください。
* 法人の会員登録は有料のみです。

無料会員登録
* 利用規約 に同意する。
*必須項目新聞社や通信社のニュースサイトに掲載された航空業界に関する記事をピックアップした無料メールニュース。土日祝日を除き毎日配信しています。サンプルはこちら
登録内容が反映されるまでにお時間をいただくことがございます。あらかじめご了承ください。
  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post
キーワード: