ボーイングは航空機リースを手がける米BBAMから、旅客機の737-800型機を貨物機に改修する「737-800BCF(ボーイング・コンバーテッド・フレーター)」を最大12機追加受注したと現地時間1月19日に発表した。12機のうち確定発注は6機で、6機分のオプションも設定する。BBAMから受注した737-800BCFは、発注コミットメントを含め15機となる。

BBAMが追加発注した737-800BCF(イメージ、ボーイング提供)
737-800を旅客機から貨物機へ改修する737-800BCFは、最大23.9トン(5万2800ポンド)の貨物を積み、約3750キロ(2025海里)運航できる。客室部分を転用するメインデッキの貨物スペースには、標準サイズのパレットを11、半分のパレット1つを搭載できる。引き渡し開始は2018年で、これまでに150機を超える受注とコミットメントを獲得している。
BBAMは1989年に設立。本社は米サンフランシスコで、東京とシンガポール、チューリッヒ、ダブリン、サンチャゴに拠点を構える。
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