エアライン, 官公庁, 解説・コラム — 2020年12月28日 11:26 JST

全世界から外国人の新規入国停止 1月末まで、ANA・JAL国際線は変更なし

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 感染力が強い変異種の新型コロナウイルスが英国などで確認されたことを受け、政府は12月28日午前0時から全世界からの外国人の新規入国を停止した。2021年1月31日までで、中国やベトナムなど現在11カ国・地域で実施している一部のビジネス渡航は引き続き認める。

全世界から外国人の新規入国が禁止=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 変異種が確認された英国と南アフリカからの入国は26日までに停止しており、今回の措置はこれを拡大するもの。継続する2国間合意に基づくビジネス渡航の対象は、タイ、ベトナム、マレーシア、カンボジア、ラオス、ミャンマー、台湾、シンガポール、ブルネイ、韓国、中国(レジデンストラック開始順)の11カ国・地域となる。

 外国から帰国する日本人や在留資格がある外国人には、入国後に自宅やホテルなどで14日間の待機を求める。これまでは一定の条件下で免除していた。

 また、変異ウイルスがの感染者が確認されたと政府が発表している国・地域からのすべての帰国者と入国者に対し、30日から1月31日までは現地を出国前72時間以内の検査証明を求め、入国時の検査を実施する。

 全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)によると、両社とも現時点で国際線の追加減便や運休は検討していないという。世界的な旅客便の大幅運休により国際貨物需要が堅調であることや、日本人の帰国や赴任といった需要があるためで、今後の動向を見ながら運航計画を検討していく。

 日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数推計値によると、11月の訪日客数は前年同月比97.7%減の5万6700人で1年2カ月連続で前年を下回ったものの、3月以来8カ月ぶりに5万人を超えた。出国した日本人は98.1%減の3万700人だった。

 方面別に見ると、中国が1万8100人(前年同月比97.6%減)がもっとも多かった。ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国を除くアジアは韓国が2800人(同98.6%減)、台湾が1200人(同99.7%減)、インドが1000人(同93.3%減)、香がは500人(同99.7%減)と続き、ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国はベトナムの1万4700人(同64.9%減)が最多で、米国は1100人(同99.3%減)、英国は300人(同99.2%減)だった(関連記事)。

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外務省 海外安全ホームページ

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