エアライン, ボーイング, 機体, 解説・コラム — 2020年11月21日 22:00 JST

JTA、初の親子フライト実現 「キャプテンの理想像に近い父」

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 沖縄を拠点とする日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)で11月20日、同社初の親子フライトが実現した。沖縄県出身の嘉陽宗章機長(58)と嘉陽竜太郎(りょうたろう)副操縦士(29)が親子で那覇-宮古線のNU559/560便を操縦した。

JTA初の親子フライトを終えた嘉陽宗章機長(左)と竜太郎副操縦士=20年11月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 父親の宗章さんは航空大学校を卒業後、南西航空時代(93年に現社名へ変更)の1989年入社。デ・ハビランド・カナダDHC-6型機や日本航空機製造YS-11型機、ボーイング737-200型機に副操縦士として乗務し、737-400の機長を経て現在は737-800第1乗員室の室長を務めており、今年9月には国土交通大臣表彰を受章している。息子の竜太郎さんは上智大学を卒業し、2018年にJTAへ入社し、今年3月4日に737-800の副操縦士に昇格した。

 JTAでは過去にも親子で同社のパイロットになった人はいるものの、親子が同時期に在籍して乗務するのは初めてだという。親子フライト前の宗章さんは「まさか経験できるとは思わなかったです。うれしい気持ちと不思議な気持ちが半分ずつですね」と話した。

 親子フライトのスケジュールが決まった時、宗章さんは「普通にやろう、安全が一番」と考えたという。竜太郎さんも、親子であることを過度に意識しないよう心掛けて当日を迎えた。

宮古空港で出発を待つ那覇行きNU560便=20年11月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—記事の概要—
子供のころから好きだった737
満席の宮古便で親子フライト
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 物心がついたころから乗り物が好き。家族旅行で飛行機に乗る機会もあった竜太郎さんは、父の


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