エアライン — 2020年11月17日 13:09 JST

ANA、22年度新卒採用は職種限定 パイロットなど

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 全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループは11月17日、2022年度の新卒採用をパイロットなど職種を限定し、グループ全体で200人程度募集すると発表した。2021年度はグループで約3200人を募集していたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、自社養成パイロット訓練生と企画職の障がい者採用など約700人にとどまっており、2022年度はさらに採用数を圧縮する。

22年度新卒採用は職種を大幅に限定するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 採用するのは、自社養成を除くパイロットの一部、障がい者手帳保持者を対象とする採用、産官学連携による一等航空整備士養成プログラム対象者。人数の内訳は公表していない。整備士養成プログラムは、ANAと国土交通省航空局(JCAB)、航空系専門学校が連携して進めているもので、すでにANAでインターンに参加している2022年3月に卒業を予定している学生が対象になる。また、客室乗務員や空港の地上係員(グランドスタッフ)は採用を見送る。

 採用の詳細は、今後発表する。また、今後は中途採用や総合職のジョブ型採用など、これまでとは違った採用も検討していくという。

 ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は10月28日に、新型コロナウイルスの影響による大量運休の長期化を受け、事業構造改革を発表。この中で客室乗務員など社員をグループ外の企業や自治体に出向させることを明らかにした。また、一般社員の給与を年収ベースで平均3割削減するなど、人件費を大幅に削減する。

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