機体 — 2020年9月18日 23:57 JST

ATR72-600F貨物機が初飛行 フェデックスが導入

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 仏のターボプロップ(プロペラ)機メーカーATRは現地時間9月16日、ATR72-600F貨物機が初飛行したと発表した。2時間ほど飛行し、各種試験を実施した。最初の納入先は航空貨物会社フェデックス・エクスプレス(FDX/FX)となる。

初飛行するATR72-600F貨物機(ATRのFacebookから)

 70席クラスの旅客機ATR72-600をベースにした貨物機で、前方左側に大型貨物ドアを設け、貨物コンテナやパレットを搭載できるようにし、バルク貨物も搭載できる。また、継続的にアップグレードできるアビオニクスを採用している。同社によると、地域航空向けの新造貨物機としては世界初だという。

 フェデックス・エクスプレスは、2017年11月にATR72-600Fを30機確定発注し、20機をオプション(仮発注)とした。

初飛行するATR72-600F貨物機(ATRのFacebookから)

ATR72-600F貨物機(ATRのFacebookから)

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