エアライン, 企業 — 2020年7月10日 21:20 JST

エア・ドゥと石屋製菓、北海道応援メッセージ募集

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 札幌市に本社を構えるエア・ドゥ(ADO/HD)と石屋製菓は、北海道を応援するメッセージを7月31日まで募集している。10日はエア・ドゥの草野晋社長が新千歳空港で羽田行きHD16便(ボーイング767-300型機、登録記号JA602A)の乗客に石屋製菓の人気菓子「白い恋人」を自ら配りPRした。

新千歳空港で羽田行きHD16便の乗客に「白い恋人」を配りPRするエア・ドゥの草野社長=20年7月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

新千歳空港で取材に応じるエア・ドゥの草野社長=20年7月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 今回の取り組みは北海道が後援。「BE ONE HOKKAIDO 心を一つに、北海道へ応援メッセージを」と題し、新型コロナウイルスの影響で観光需要が冷え込む中、北海道の良さや再び訪れたくなるようなメッセージを全国から募る。題名と50字程度までの言葉で、特設サイトや郵送で応募してもらう。

 審査員は今後明らかにし、受賞作品は8月下旬に発表する予定。エア・ドゥの往復航空券や 「白い恋人」のオリジナル缶などが当たる。

 草野社長は、「北海道の観光振興に貢献したい」と語った。北海道は1998年にイメージアップキャンペーンを展開し、エア・ドゥの機体にもキャッチフレーズ「試される大地 北海道」のロゴマークが描かれた。草野社長によると、これを参考に北海道に貢献する取り組みを始めたという。

 エア・ドゥによると、5月の旅客数は前年の5.2%にとどまったが、6月は15.4%と徐々に回復傾向にあるといい、6月の全路線平均搭乗率は35.6%だった。草野社長は「(需要は)戻りつつあるが、時間はかかると思う。資金繰りやコスト削減をしているので、危機は乗り切れると思う」と今後の見通しを述べた。

 「白い恋人」は、新千歳と羽田で1日あたり9路線36便の乗客を対象に、10日から1週間程度配る予定。初日となった10日の羽田行きHD16便は、乗客74人(幼児なし)を乗せて新千歳を午前10時16分に出発した。エア・ドゥによると、10日からコーヒーを除きドリンクサービスを再開するなど、機内サービスを一部復活させたことから、配布をこの日から始めたという。

関連リンク
BE ONE HOKKAIDO~心を1つに、北海道に応援メッセージを!~
エア・ドゥ
石屋製菓

エア・ドゥ、羽田-札幌1日9往復 7月後半、通常運航6路線に(20年6月24日)

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