エアライン, 機体 — 2020年6月30日 08:25 JST

COMAC、中国大手3社にARJ21初納入

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 中国のCOMAC(中国商用飛機)は現地時間6月29日、リージョナルジェット機「ARJ21」を中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)と中国東方航空(CES/MU)、中国南方航空(CSN/CZ)の大手3社に初めて引き渡したと発表した。中国政府は国家プロジェクトとして航空機産業の育成に力を入れており、大手航空への導入で弾みをつける。

中国大手3社に初納入されたCOMACのARJ21(同社サイトから)

 納入した機体の座席数はいずれもエコノミークラスのみ90席で、3社は年内に3機ずつARJ21を受領する予定。3社は国内短距離路線に導入する方針で、このうち中国東方航空は今年2月に設立した子会社「一二三航空」(OTTエアラインズ)で運航し、上海・虹橋空港を拠点に国内線を運航する。

 ARJ21は座席数78-90席のジェット旅客機。航続距離は2225-3700キロメートル。2016年に納入が始まり、四川省に拠点を置く成都航空(UEA/EU)などで運航されてきた。COMACは「ARJ21は、よりアクセスしやすいネットワークを構築する上で積極的な役割を果たす」と述べている。

 一方、COMACは座席数158-168席のジェット旅客機「C919」も開発中で、2019年12月27日には試験6号機が上海・浦東空港で初飛行した。現在のところ2021年の納入開始を目指している。中国政府はリージョナルジェット機のARJ21と合わせ、民間航空機産業の育成を急ぐ。

中国国際航空に初納入されたCOMACのARJ21(同社サイトから)

中国東方航空に初納入されたCOMACのARJ21(同社サイトから)

中国南方航空に初納入されたCOMACのARJ21(同社サイトから)

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