エアライン — 2020年5月22日 09:01 JST

アリタリア、NY線など6月再開 7-9月は感染拡大前の4割回復へ

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 アリタリア-イタリア航空(AZA/AZ)は現地時間6月2日から、ローマ-ニューヨーク線やスペイン直行便、イタリア国内線の運航を再開する。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴う渡航制限に緩和の動きがあることを受け、乗客の定員を半分以下に減らして運航する。6月は前月比36%増便し、国内15空港、海外10空港で計30路線を運航。7-9月をめどに感染拡大前の約40%の水準にまで戻す計画だ。

6月からニューヨーク線などを再開するアリタリア-イタリア航空=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 運航再開するのは、国際線がローマ発ニューヨーク、マドリード、バルセロナ、ブリュッセル、フランクフルト、チューリッヒ行きなど。イタリア国内線ではミラノーローマ線を1日8往復運航するほか、ミラノ発バーリ、カターニア、パレルモ行きなどを運航する。すべての旅客便はイタリア国内法に基づき、定員の半分以下で運航する。

 中国への貨物専用便の運航も増やす。これまで7000万個以上の防護マスクをはじめ、人工呼吸器や手袋などを輸入。3、4月の15便、5月の24便に続き、6月は25便を予定する。

 新型コロナウイルスの猛威が続く中、アリタリアは欧州系航空会社の中でも比較的多くの旅客便を飛ばしてきた。同社によれば4月の運航率は前年同月比約10%で、5月前半には約12%まで戻した。他国のフラッグキャリアの平均6%と比べ、高い水準にある。今後、各国が渡航制限の緩和に動くとみて本格的な運航再開に舵を切る。

 アリタリアを巡っては、イタリア政府が6月をめどに100%国有化する方針を打ち出している。

関連リンク
アリタリア-イタリア航空

EASAとECDC、欧州の旅客便再開へ安全管理ガイドライン(20年5月22日)
IATA、国際線回復は2024年に 搭乗前検温など代替措置提案(20年5月14日)
欧州の航空会社、旅客55%減で890億ドル減収 IATA予測、雇用危機を懸念(20年4月24日)
アリタリア、羽田-ローマ5月に就航延期 成田便は4月運休(20年3月25日)
ANA、アリタリアとコードシェア 冬ダイヤから(18年3月23日)