チャンギ空港、空港評価で8年連続1位　羽田は清潔部門5年連続トップ　スカイトラックス

　英国を本拠地とする航空業界の調査・格付け会社SKYTRAX（スカイトラックス）社は現地時間5月11日、空港を総合的にランク付けする「ワールド・エアポート・アワード2020」を発表し、シンガポールのチャンギ国際空港が1位を獲得した。チャンギ空港は8年連続での首位獲得となった。

SKYTRAXの空港総合評価で8年連続1位を獲得したチャンギ空港＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　上位10空港のうち日本からは4空港がランクインし、羽田空港が2位（前年は2位）、成田空港が7位（同9位）、中部空港（セントレア）が8位（同6位）、関西空港が10位（同11位）を獲得した。

　3位はカタールのドーハ・ハマド国際空港（前年は4位）、4位は韓国の仁川国際空港（同3位）、5位はドイツのミュンヘン国際空港（同7位）が、それぞれランクインした。

　このほか、清潔な空港を評価する「The World’s Cleanest Airports」部門では、羽田が5年連続で1位を獲得。空港内の清潔さや快適さなどが評価された。2位は仁川、3位はチャンギだった。

　国内線空港を評価する「World’s Best Domestic Airports」部門では、羽田が8年連続で1位を獲得。国内線ターミナルの使いやすさ快適性などが評価された。2位は上海虹橋国際空港、3位は伊丹空港が受賞した。

　リージョナル空港を評価する「The World’s Best Regional Airports」部門では、中部が6年連続で1位を獲得。2位はドイツのハンブルク空港、3位はドイツのケルン・ボン空港がランクインした。

　World Airport Awards 2020は世界の空港550カ所を対象にした満足度調査。100以上の国と地域でアンケートを実施し、チェックインや出発・到着、乗り継ぎ、ショッピング、出発時のセキュリティーなどを評価した。

ワールド・エアポート・アワード2020 上位10空港（括弧内は前年順位）
1位（1位）　チャンギ国際空港〈シンガポール〉
2位（2位）　羽田空港
3位（4位）　ドーハ・ハマド国際空港〈カタール〉
4位（3位）　仁川国際空港〈韓国〉
5位（7位）　ミュンヘン国際空港〈独〉
6位（5位）　香港国際空港
7位（9位）　成田空港
8位（6位）　中部空港
9位（14位）　アムステルダム・スキポール空港〈オランダ〉
10位（11位）　関西空港

関連リンク
World AIrport Awards（SKYTRAX）

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